「アーヤと魔女」はジブリっぽくないは本当?口コミや設定などから検証!

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漫画・アニメ

ジブリ最新作「アーヤと魔女」のPVが解禁!と共に、「ジブリっぽくない・・・」という感想がちらほら聞かれ始めました。

昨今の事情から、映画館でなくテレビでいきなりジブリの新作が楽しめるのはとてもうれしいですね^^

 

確かに、ジブリ初のフル3DCG作品だけあって、見た目はかなり今までのジブリとは違いますが・・・

本当に「ジブリっぽくない」のでしょうか?

 

本記事では、「アーヤと魔女」が本当にジブリっぽくないのか?という疑問を、あらすじやPV、口コミなどから検証します^^

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「アーヤと魔女」がジブリっぽくない!という理由

「アーヤと魔女」がジブリっぽくない!という理由について、口コミ、設定など様々な点から見てみました。

「ジブリっぽくない!」という理由には次の3点が主にあるようです。

ジブリっぽくない!という理由①2Dから3DCG作品になった

ジブリと言えば、息をのむほどに美しい幾千もの色を使った風景の描写や、ていねいでち密に描かれたに日常風景、そして生き生きと動き回る登場人物の動作や表情が魅力。

 

どの作品も、登場人物、風景共に「さすがジブリ!」という美しい画。

ジブリは、「手書き」や「アナログ」も大事にされており、それが「かぐや姫の物語」「崖の上のポニョ」などの作品を生み出しています。

 

そのどこか「日本の郷愁・美しさ」を感じるような2Dでの繊細な「ジブリの良さ」。

今回の「アーニャと魔女」では、作品自体をすべて3DCGにしてしまったことにより、「繊細さ」が失われてしまったように私は思います。

 

口コミで「ピクサーのアニメかと思った。」「数年前のディズニー」「ドラクエみたいw」と言われるゆえんですね^^;

 

また、そもそも「3DCGのアニメそもそもが受け付けない」という方もいらっしゃいます。

今アニメ界は、2Dから3Dへ変わる最中ですので、そういう意見があるのも仕方ないかと思います。

ジブリっぽくない!という理由②;監督が宮崎吾郎さん

ジブリと言えば、宮崎駿さん!

もうそれ以外の人は考えられない!!という感情的理由が一つあります。

 

宮崎吾郎さんは、ご存じの方も多いと思いますが、宮崎駿さんの息子さんです。

ジブリファンならもうご存じと思いますが、2006年「ゲド戦記」で初脚本・監督を務められました。

 

この「ゲド戦記」 第30回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を取っているのですが、まあ世間の反応がすごかった・・・(悪い意味で)

 

「言いたいことが分からない」「作品として拙い」「原作と違いすぎ」など酷評にちかい評価がつけられました。

ヴェネツィア映画祭での評判も芳しくなく、評価は最低ランクで、ジブリの評判を下げてしまったようです。

また、ゲド戦記原作者のル・グゥィンもこの映画に対しては強い違和感を示すというトリプルコンボ。

 

宮崎吾郎監督=ゲド戦記の監督=駄作を作る

というイメージが今もなお抜け切れていないことが、「アーニャと魔女はジブリっぽくない」という理由でしょう。

ジブリの作品=すばらしい!が世間の評価ですから。

「偉大な宮崎駿の息子!」というイメージが、期待を裏切ってしまったというのも大きいです。

 

 

宮崎吾郎監督は、2011年「コクリコ坂から」を公開されています。

第2作目のこの作品は、世間の評判も上々でした。

また、2014年にNHKで放送された「山賊の娘ローニャ」というアニメ作品の監督を手掛けています。

ローニャについて、私はリアルタイムで視聴していたのですが、元気はつらつのローニャと落ち着いたビルクの友情、敵対する山賊団の今後など、毎週楽しみにアニメを見ていました^^

 

ゲド戦記のあと、いい作品を作っているなーと思う宮崎吾郎監督だと思うのですが、一度ついた悪い評価を消すのはなかなか難しいですね^^;

ジブリっぽくない!という理由③;「の」の法則がない!

「風の谷のナウシカ」から始まり、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ』「火垂るの墓」・・・と続き、作品名中に「の」が入ることの多いジブリ作品。

ヒットの願掛けの意味もあり、「『の』の法則」と言われています。

 

22作品中15作品が、そのパターンでの作品名です。

(入らない作品は、「おもひでぽろぽろ」「耳をすませば」「平成狸合戦ぽんぽこ」「ゲド戦記」「コクリコ坂から」「風立ちぬ」「レッドタートル ある島の物語」)

 

「●●の△△」と作品名がなっていないのも、「アーニーと魔女」がジブリっぽくないと言われている理由の一つです。

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「『アーヤと魔女』がジブリっぽくない!」ってそんなことないよ?と私が思う理由

「アーヤと魔女」になんとなく違和感を世間が感じている中で。

「いやいや、ここジブリっぽいよ?」と思う理由も。

 

 

ジブリの主人公といえば、そのほとんどが「女性」

老いも若きも様々な女性が、その作品を彩っています。

 

宮崎駿監督の描く作品に出てくる女性は、「けなげで一途、でも強い芯のある」人、次に多いのは「バイタリティーあふれる力強さを持っている」人が非常に多いように思います。

(ちなみに前者は宮崎駿監督の理想の女性像とも言われています。)

 

今回の「アーニャと魔女」でも「何ごとにも立ち向かい賢さで乗り越える強い女の子」が主人公。

「けなげで一途」のいうよりは、「私の思うように生きていきたい。そのためにはありとあらゆることをする」というバイタリティーあふれる強さです。

 

「けなげで一途」という価値観はどちらかというと古風な女性像ですので、今の世の中の流れからこのようなキャラクターが生まれたのは自然な流れだと思います。

 

宮崎吾郎監督いわく、「今までのジブリにはいない女の子」。

これまでのジブリで表現されていた女性像のいい意味でのくずしが期待できそうですよ^^

そんな女の子が主人公なのは、まさにジブリっぽい!

アーヤのキャラクターに注目です!!

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「『アーヤと魔女』がジブリっぽくない!」というのは手法やイメージの問題。まずは観てみよう!

「アーヤと魔女」に関して、宮崎吾郎監督は、「今回はフルCGで、ジブリの中で作っているのは僕しかいない。現場に任せて若人たちと作った。おじいちゃんたちにはほとんど相談していない。」

と茶目っ気たっぷりに話されていたようです。

 

また、宮崎吾郎監督は、「宮崎駿と鈴木敏夫がいつまでもジブリにいるわけではない。真似しているだけではスタジオに先がない。うまくできたコピーを作ることにしかならないなら、CGしかないと思った。」

と語ってらっしゃいます。

 

これからのことを考えて、新しい方向性に踏みだす勇気と行動力、ほんとうにすごいと思います。

 

企画自体は2016年から始まっていた「アーニャと魔女」。

4年間のジブリの結晶が、今年は新しい品種として花開きます。

「ジブリっぽくない」なんて言わず、ぜひ年末を期待しましょう!!

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