宇多田ヒカルのエヴァ好きの理由を過去のインタビューと共に。

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宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」が3/9からデジタル配信になりました!

この「One Last Kiss」は、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のテーマソング。

宇多田ヒカルさんが、エヴァンゲリオン(エヴァ)の映画のテーマ曲を手掛けるのはこれで4回目になります。

 

宇多田ヒカルさんが「エヴァ好き」なのはエヴァのファン間ではもう有名なようですが・・・

 

どんなことが理由で宇多田ヒカルさんはエヴァが好きなのか?エヴァのファンである理由は?

どんな経緯で、宇多田ヒカルさんはこんなにエヴァの曲を書かれているのか?

 

この記事では、宇多田ヒカルさんの過去のコメントと共にひもといていきたいと思います^^

また、宇多田ヒカルさんのエヴァ歴代の曲もMVとともにお届けしますね!

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宇多田ヒカルさんがエヴァ好き、ファンである理由

宇多田ヒカルさんは、エヴァ作中の碇シンジとの共感、特に「えらばれたもの(えらばれてしまった)苦悩」に対する共感をインタビューの中で多くあげていらっしゃいます。

 

2006年発売の週刊プレイボーイVol.23で、「エヴァンゲリオン10年目の真実」という特集が組まれました。

 

何人かのインタビューの中で、宇多田ヒカルさんもエヴァについて語られています。

その中で、宇多田ヒカルさんはこうおっしゃっています。

 

まともに見れない。泣いちゃう。あまりに自分と重なり合う部分が多くて”精神汚染”されてしまう(笑)

~引用:週刊プレイボーイ 2006.6/5(Vol.23)「エヴァンゲリオン10年目の真実」, 集英社~

 

またこのあと、「どういうところが具体的に自分と重なるのか?」という質問にはこう答えられています。

 

いつも”逃げたい”という気持ちとか、ね(笑)。私はずっと自分がこの世界にいないような気がしていた。消えたいとかって。15歳でデビューして、有名になって、自分が望んでいないものがポンと入ってきちゃって。周りからは『幸運』みたいな言い方をされるけど――私からするとこんな十字架みたいな役目なんかいらない――そう思っていた部分があって、、、、

~引用:週刊プレイボーイ 2006.6/5(Vol.23)「エヴァンゲリオン10年目の真実」, 集英社~

 

宇多田ヒカルさんは、1998年15才の時にデビューされました。

その時の楽曲「Automatic/time will tell」を聞いた時の衝撃は、私は今でも覚えています。

「本当にこれを15才の子が作って歌っているの!?」と。

 

人生の早いうちから「天才」と言われ、トップアーティストになり、お金も地位も手に入れ、他から見たらとてもうまくいっているように見えた宇多田ヒカルさん。

その一方で、このインタビューの中でもこうおっしゃっています。

「こんなに辛いのに何で私は仕事をしているのだろう。結果的には自分で選んだことなのに。辞めたい、とデビューした頃などに思っていた。」と。

 

選ばれて「エヴァ」に乗った、でも「うわぁぁぁぁぁぁ」と叫びたい葛藤をいつも抱えていた・・・

 

実際、宇多田ヒカルさんは、2011年、デビューから12年後、アーティスト活動を休止されています。

活動休止期間は、約6年。

宇多田ヒカルさんは、その期間を「人間活動として充てる」とおっしゃられていました。

「人間」としたところが、いかに宇多田ヒカルさんが自分の置かれた状況を悩んでられしたかよくわかります。。。

 

主人公碇シンジへの共感、そして、エヴァのテーマである「他人との壁」や「孤独」、そういったものが、宇多田ヒカルさんがエヴァンゲリオンの世界観に浸った理由だと強く推察します。

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宇多田ヒカルがエヴァの楽曲をなぜ作っているのか

宇多田ヒカルさんがエヴァ好きというのももちろんあるのですが・・・

 

先ほどご紹介したインタビューを読んだ、エヴァの監督、庵野 秀明さんとスタッフが、「こんなにエヴァのことを分かってくれている、深くまで考えてくれている。」と思い、宇多田ヒカルさんに依頼したのが、もともとのきっかけです。

 

また、最初に手掛けた楽曲「Beautiful World」に関してのインタビューでの宇多田ヒカルさんの言葉です。

『Beautiful World』はエヴァがなかったらきっと、もっとわかりやすい歌詞になってたと思うし、100%私の好みで作ってたら、こういう歌はできてなかったかな。でも、そういうことができるからかえって楽しいのよ。だから(テーマソングを)引き受けるのよ。

     ~出典;http://smash.music.yahoo.co.jp/pow_dtl/itv/powyjm00180/~

 

宇多田ヒカルさんがエヴァの楽曲を引き受けるのは、もちろんエヴァが好きなのもあると思いますが、「100%自分の好みで作らないから楽しい!」とのこと。

エヴァからのインスパイアと宇多田ヒカルさんの「こうしたい!」という思いから、新たな素晴らしい心情を生み、ファンの心をわしづかみにするのでしょう^^

 

作品に対する共感や理解が深い宇多田ヒカルさんが作った曲は、エヴァのファンからもものすごく評価が高いですよね^^

エヴァ風に言えば「シンクロ率が高い!」

 

「One Last Kiss」も、もうエヴァの新作映画をみたファンの方から、「すごすぎる・・・」のコメントが数々寄せられています。

 

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宇多田ヒカルのエヴァ主題歌、歴代の曲

宇多田ヒカルさんは、エヴァンゲリオンの映画主題歌を3曲歌ってらっしゃいます。

新しい方から順番に見ていきましょう^^

ONE LAST KISS/シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(2021年公開)

冒頭でご紹介した宇多田ヒカルさんの最新曲です。

(↑ONE LAST KISS /Hikaru Utada 公式)

桜流し/エヴァンゲリオン新劇場版Q(2012年公開)

こちらショートバージョンになってしまうのですが、宇多田ヒカルさんの「桜流し」のMVになります。

(↑桜流し( Short Ver.)/Hikaru Utada 公式)

 

また、宇多田ヒカルさんのエヴァの楽曲は、エヴァンゲリオンの映像をつけている動画があります。

こちらは「桜流し」のエヴァバージョンです。

(宇多田ヒカル「桜流し」(ヱヴァQバージョン)/
UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

Beautiful World/エヴァンゲリオン新劇場版:破(2009年公開)・エヴァンゲリオン新劇場版:序(2007年公開)

正確には、「序」の主題歌は、「Beautiful World」。

「破」の主題歌は、「 Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」になります。

 

こちらは、エヴァのアニメーション監督、鶴巻和哉(つるまきかずや)さんが監修された「Beautiful World」です。

(↑ Utada Hikaru「Beautiful World」 Directed by Tsurumaki Kazuya/UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

 

「Beutuful World」に関して、宇多田ヒカルさんのインタビューの抜粋がこちらです。

生きるって、ほんと耐えがたいものじゃない?

何かそれに耐えうる拠りどころっていうか、これがあるから生きていようっていうか、これがあるから居られるなここに、みたいなものがあるから「Beautiful World」と言えるっていう。

どんな場所でも、誰か深く想える人がいるとか、存在してるとか、そういうことで、そこが居るに堪えうる場所になるんでしょ、って思って。

~引用:エヴァゲリオン新劇場版:序 公式ホームページ https://www.evangelion.co.jp/1_0/themesong.html ~

自分にとってのよすが、生きる源のようなものが、宇多田ヒカルさんの「Beautiful World」にこめられた思いだということがわかります^^

宇多田ヒカルのエヴァ好きについてのまとめ

色々調べてみて、作品を深く理解しているアーティストと映画のコラボレーションは、素晴らしい作品を生む、というのがよく分かりました。

Twitterでは、「歌詞は映画とリンクしていないのに、感情がリンクする」という感想がありました。

深いな~と思わざるえません^^

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||はすでに公開。

「One Last Kiss」もすでに配信。

映画と曲どちらから先にふれるかはお好みで・・・・

 

 

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