2020年11月10日、EテレNHK 「#沼にハマって聞いてみた」で段ボールアートの魅力が紹介されました。
「これほんとにダンボールなの?」と言ってしまう、見た目だけはなく、動きにもこだわった、超リアルな作品が勢ぞろい!!
これって自分も作れる?という疑問もわいてくるのではないでしょうか。
今回は、段ボールアートの基本の作り方とそのコツをまとめました。
来週火曜の11月10日18時55分〜EテレNHK 「#沼にハマって聞いてみた」
出演予定です!是非見てください(´∀`*)#ダンボールアート#ダンボール工作#NHK沼 https://t.co/p0DlgJ0SY4
— しょうたダンボール (@6VpkrnaasTK0Yas) November 3, 2020
「いや、こんなの無理!」と感じた方、組み立てるだけで簡単にできる段ボールアート(工作)の通販もありますので、それもご紹介しますね!!
ダンボールアートまず考えること、平面?立体?
ダンボールアートと言っても、色々あります。
まず、どんなダンボールアートを自分が作りたい考えましょう!
平面のものであれば立体ものほどは難しくない。
ダンボール「アート」ですので、ダンボールに下絵となる絵を貼り付けて、色をぬっても立派なアート。
色んなパーツを作って、色を付けて形にしていく・・・それでも立派なアート。
廃材を使ってちぎり絵感覚で楽しめてしまいます^^
上手な方はこんな素敵な作品を作っていらっしゃいますよ!
立体のものを作るにはパーツ用の設計図が必要。
いやいや、私は沼ハマに出ていたような精巧で立体的なダンボールアートが作りたいんだ!という方。
実物を再現したり、カパッとれたり、足が動いたりというような仕掛けがある作品を作るにはパーツ用の設計図が必要です。
頭の中でパーツを作り、それらを切り出し、感覚で組み合わせる方もいらっしゃいますが、それはダンボールアートづくりに慣れている方だけです!
ダンボールアートにチャレンジする方は、設計図作りからになります^^
ダンボールアートを作るのに必要な道具をまずそろえよう!
なんでもそうですが、何かを作るためにはまず準備から。
今回は「立体の」ダンボールアートを作る際、必要な道具をご紹介します。
まずはカッター!ハサミはあまり適しません。
まずは何にせよカッターが必要です。
細かな細工をしやすいため、ダンボールアートには、細身のカッターが向いています。
ハサミは、
・ダンボールの断面をつぶしてしまう
・開口を切り抜くことできない
・折り曲げ加工などするときの切れ目をいれることができない
などの理由で、おすすめできません。
ぜひ細身でよく切れるカッターを準備しましょう。
金属製の定規 or カッティング定規。プラスチックは削れてしまうため不向き。
ダンボールアートづくりには、ステンレス製の定規、もしくは、定規の断面にステンレスのはめこんであるカッティング定規を準備しましょう。
プラスチック製の定規は、定規の面にカッターが当たってしまった場合、その部分がけずれ、2度とまっすぐな線がひけなくなるので、向いていません。
折り目加工をする場合も、金属の定規やカッティング定規が適しています。
カッターを使う時に下にひくもの(傷つき防止)
カッティングボード
いらなくなった新聞紙の束
いらない厚めのダンボールや厚紙
いらない雑誌
なんでもいいのですが、カッターを使う際はぜひ下に何かひきましょう!
あまり薄すぎるとカッターの刃が突き抜けてしまうので、個人的には雑誌がおススメです^^
カッターとセットになって売っているカッティングボードもありますよ!
ダンボールどうしをくっつけるもの(接着剤関係)
グルーガン & グルースティック
木工用接着剤
が良いようです。
グルーガンは充電式のものよりは、電源接続型の方がおススメです。
電源接続型の方がしっかりとグルーを溶かしてくれます。
また、ダンボールアート制作の際、グルーガンのコードがじゃまになる場合もありますので、コードが取り外せるタイプだとますます便利です。
接着剤はできれば100均以外のものをご用意下さい。
子ども工作に使ったりしますが、どうしても100均一のものは、ダンボールアートには接着力が足りなかったりします。
今回の接着はしっかりしたダンボール。
接着力の確かなメーカー物を選びましょう。
色が欲しい場合は不透明の絵の具 or ポスターカラー
色のりや塗りやすさを考えると、絵の具がおススメです。
お手軽なものでは、ペンタイプのポスターカラーも便利です。
絵の具は、水彩絵の具とアクリル絵の具が、ダンボール着色には適しています。
アクリル絵の具には耐水性がありますので、作品が塗れてしまった時の安心感があります^^
ダンボールアート用に絵の具を選ぶ際は、必ず「不透明」と書いていあるものを選びましょう。
不透明なものでないと、ダンボールの薄茶色が浮いてきてしまい、きれいに色がでません。
ダンボールアートをきれいにつくるコツは「一気に切らない」
ダンボールアートの部品を作る際、一気に力を入れて引き切るのはNGです。
特に厚みのあるものに関しては、それではうまく切れません。
「断面」が命になりますので、めんどくさくても同じ線の上を正確に何回も引いて、切るようにしましょう。
正確な断面ができると、仕上がりに断然差がでてきますよ^^
ダンボールアートに絵の具で色を付ける時は水をつけすぎないこと
特に薄いダンボールに絵の具で色を付ける場合、水をつけすぎるとダンボールが曲がってきたり、ふやけて波打ったりしてしまいます。
水は少なめから試しましょう。
色のびが悪い場合、少しづつ水を足してください。
筆でなくて刷毛を使うのも、広い部分に塗れておススメです^^
ダンボールアート立体の設計図はプロの頭の中を参考に
設計図どうやって書くの?と、私も色々調べました。
結論として、精巧なダンボールアートの設計図を作るのは、3DCGパソコンソフトが必要で、そのソフトが使えるならまだしも、初心者さんには無理がありました^^;
(細かいパーツの展開図が必要。)
そこで設計図の考え方の参考として少しでもプロの頭の中をのぞくべく!
以下をご紹介します。
オンラインにある無料の設計図
なかなか設計図が落ちていない中、なんとか2サイト見つけました。
プロはこんな設計図なのか!と腑に落ちれば幸いです^^
ダンボールアーティストのいわいともひささんのページです。
★ダンボールアートで「アイアンマン」
京都相楽郡にある相楽製作所さんのページです。
マシンガンや刀、お面などの設計図もあります。
★ダンボールアートで「輪ゴム銃」
設計図のいらないダンボールアート
ダンボールおじさんこと檜山永次さんが作る作品です。
ダンボールの紐を巻いていく・・・というシンプルさ。
「巻いていく」という発想から、いろんなパーツが作れそうですね^^
プロが書いたダンボールクラフトの本も参考に
ダンボールアーティスト、オダカマサキさんが執筆された本です。
どういう考え方をしながら作品を作っているの?
プロはどんな道具を使ってるの?
どういう方法でダンボール作品を作ってるの?
曲面を作る時はどういう技を使っているの?
など、ダンボールクラフトに関するたくさんの疑問が一気に解消できます^^
オダカマサキさんの秘蔵テクニックの公開もあり、読んでいて楽しい1冊です。
表紙のドラゴンのものではないですが、小さな手乗りドラゴンの型紙もついています。
あなたもプロの頭になれる!
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本サイトでは、オカダマサキさんも含め活躍されているダンボールアート作家さんたちをまとめたページもあります。
設計図はありませんが、「プロのテクニックでこんなが表現ができるんだ・・・!!」という作品がかいまみれますので、ご覧下さいね^^
ダンボールアートを手軽に楽しむ販売キットもあるよ!
いやいや、部品などから作るのは無理だし、もっと手軽にダンボールアートを楽しみたい!という方には、組み立てるだけで完成するキットもあります。
(めっちゃ精巧ではありませんが。)
組み立てだけなので、気軽にダンボールアートにチャレンジできますね^^
★羊
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★パグ
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★トリケラトプス
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★熊本城
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ダンボールアートの魅力はダンボールならではの表現力。思い思いに楽しんで!
ダンボールアートは、
ダンボールをどう切ったらいいか?
破いた時のモロモロで質感をどう表現するか?
濡らして柔らかくしたらどうか?
一枚はがして中芯をだしたらどうか?
など、ダンボールを工夫して加工することで、様々な表現を生むことができます。
また、極めて行けば、「職人レベル」の技術と考え方を表現できる可能性もあるのもすごいところ。
それだけ工夫のしがいがあるということなんでしょうね^^
材料は、失敗してもすぐ次にチャレンジできる気軽なダンボールです。
気になった方、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
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