このうどんのコシの正体、ご存じでしょうか?
正体は「グルテン」というたんぱく質。
「うどんのコシがおいしいわー」言葉がよく聞かれる一方で、「いや、うどんにコシなんていらないんだ!!」という人もいらっしゃいます。
でも、「コシが弱いうどん」ってあんまり特集されませんよね。
「コシが弱いうどん」、ちゃんとご当地ものでもあるんですよ!!
そこで今回は、「コシが弱いご当地うどんの紹介」と、「家で作るコシが弱いうどんのコツ」を紹介します!
うどんのコシが嫌いなら「博多うどん」!!
博多は実はうどん発祥の地。
そして、「うどんといえばコシのないのが当たり前じゃろ!」とおっしゃる方の割合が多いのも、九州なんです。
博多うどんの特徴は、
「やわらかな食感」
「ふわふわした表面」
「もちもちした弾力」
「透きとおったツユ」
です。
「え、弾力あるの?」とおっしゃる方もおられると思います。
「ふわふわした表面の柔らかさともちもちした弾力の麺と、そこにからまる優しい味のスープ」それこそが博多うどんの魅力。
けっして、ぐだぐだの煮崩れ麺(失礼!)ではありません。
そして、もう一つのおいしさのキモ、それは「麺がスープをたっぷり吸っている」こと!
柔らかくてスープをどんどん吸っていくので、「麺が全然減らない魔法のうどん」(笑)と言われることも。
本場博多には、「博多うどん」のチェーン店がいくつかありますが、「継ぎ足し用ツユ」をやかんにいれて、テーブルに置いてあるお店もあるそうですよ^^
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うどんのコシが嫌いなら「伊勢うどん」!!
三重県伊勢で有名な伊勢神宮。
「伊勢うどん」はその伊勢神宮に来る参拝客をもてなすために生まれたうどんです。
たくさん訪れる参拝客にすぐうどんを出せるよう、つねに麺をゆでっぱなしにして、必要な分を窯上げしていく方法で作られています。
その特徴は、
「まったくコシがないふわっふわの極太麺」
「黒に近い色の甘辛いつゆ」
です。
どれくらい柔らかいかというと、麺を箸で持ち上げると切れてしまいそうなほど。
極太麺なのに噛むのに歯がいらないんじゃないか、というふわふわ感です^^
そして食べやすい!!麺がずんぐりと太いのに!!
つゆも真っ黒なのに、全然塩辛くなく、カツオやサバのうまみがぎゅっとつまっています^^
食べる際は絶対に丼ぶりを持つべし!!
もし麺が切れてくろーいおつゆをはねちらかしたら、服がえらいことになりますので。
あまりの食べやすさ手軽さに、好きな人は5杯も6杯も食べてしまうそうですよ^^
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コシのないうどんをご家庭で作るコツ
では、スーパーで手軽に手に入るうどんで、コシのないうどんを作るにはどうしたらいいのでしょう?
「伊勢うどん」をスーパーの麺で作るのはおすすめしません。
伊勢うどんを作りたい場合は、一般のゆで麺場合でも、なんと1時間の茹で時間が必要なんです!
調べた方がいらっしゃるのですが、茹で時間50分~60分の間で、うどんに劇的な変化が起き、無事伊勢うどんをおいしく食べられたそう。
それ以前の茹で時間では、早すぎてだめだった模様。
ですので、伊勢うどんの食感が欲しい!という方は、潔くお取り寄せをお勧めします。
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「博多うどん」は細め讃岐うどんを重曹をいれたお湯で茹でて
冷凍の讃岐うどんで、博多うどんがつくれちゃいます!
コツは
・茹で時間を3倍にすること
・ゆでる時に、お湯に重曹を加えること(重曹がばければこんにゃくでも可)
です。
茹で時間を3倍にすることで、うどんの中と外の水分量を同じにし、ふわふわの食感に。
お湯に重曹を加えることで、重曹のアルカリがグルテンに作用し、煮崩れを防ぐ。
以上のことから、ご家庭でも博多うどんが楽しめてしまうのです。
また、こんにゃくもはゆでるとアルカリ成分が出てきますので、重曹の代用になります.
重曹はお湯1Lに小さじ1杯もあれば十分ですよ。
つゆだけ本格的なものをそろえてもいいですね^^
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コシのないうどんも私は大好きです!
私が衝撃的だったのが、幼少期に食べた伊勢うどんです。
真っ黒な汁に子供心に「なんやこれー」と思ったのですが、食べてみたら衝撃の美味しさ!
以前伊勢に行った時も必ず食べるつもりで行きましたし、今度行っても食べたいと思います^^
一方で、コシのあるうどんが嫌いというわけではなく。
香川に行った時は、友達と讃岐うどん屋を4件はしごしました^^;
うどんはご当地ごとに麺やつゆが違い、本当にそれぞれの美味しさがあります。
ぜひ色々食べ比べてみたいものです!
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