河野大臣がワクチン担当大臣の理由。なぜ厚生労働大臣ではないのか。

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情報

2021年1月18日の夜、河野行政改革担当大臣がワクチン担当大臣になることが発表されました。

 

 

ここで「ん?」と思った私。

 

 

ワクチンなどの管轄省といえば、厚生労働省。

なぜ、厚生労働大臣(現在は、田村憲久(たむらのりひさ)大臣)が、ワクチン担当相でないの?と思ったわけです。

 

 

本記事では、河野太郎行政改革大臣が、なぜワクチン担当相になったのかを調べてみました。

 

 

 

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河野大臣がなぜワクチン担当相になったのか、その理由

河野大臣は「行政改革大臣」。

これは、内閣府にのみ置かれる特命担当大臣の一つです。

お役所の仕事の効率化や経費削減を提案、企画したり、それに関する調整などを行うのが仕事です。

 

 

では、ワクチン担当とどういうかかわりが?ということで見ていきましょう。

 

 

ワクチン接種までにはさまざまな省庁が関わる

ワクチン接種のためには、色々な分担があります。

 

 

 

・ワクチンを接種したり、そのお医者さんを確保する、副反応の調査→厚生労働省の管轄

・ワクチン保存のための冷凍庫Deepfreezerの製造・販売やワクチンの国内生産体制の増強→経済産業省

・ワクチンを日本国内に流すための輸送方法→国土交通省

・ワクチンを打ったあとの針の廃棄について→環境労働省

・ワクチン接種の会場にもし学校を使ったなら→文部科学省

・ワクチン接種の自治体との調整→総務省

・ワクチンについての予算→財務省

 

 

などなど。

 

 

一般市民である私としては、「そもそも一つの窓口にできないの?」という疑問もあるのですが、これがいわゆる「縦割り行政」というやつなのでしょう。

 

 

 

とにもかくにも、ワクチンの接種を「頭からしっぽまで」整備するには、色んな分野の方との連携が必要です。

また、「新しい病気」「新しいワクチン」であることから、当初の業務の予想と外れたことが起こる可能性もあります。

 

 

色んな問題が起こるであろう予想の中で、担当大臣には、その難所を切り抜ける手腕があることが必要です。

 

 

 

 

 

河野大臣は「物流関係の総合調整役」をメインとした担当相に。

菅首相の会見では、河野大臣が命じられた今回のワクチン担当相としての仕事は、「日本国内の接種に向けて準備するため、全体の調整をすること」です。

 

 

 

 

また、上記のご本人のTwitterでも述べてらっしゃいますが、河野大臣は、「ロジ=物流、輸送関連に責任をもっての総合調整を命じられた」とおっしゃっていました。

 

 

 

 

 

政策担当は、経済産業省の西村大臣、厚生労働省の田村大臣が引き続き行います。

 

 

 

 

河野大臣は「ワクチンを『いかに早く』『日本全国に』『適切な温度管理をしながら』『必要な人に』届ける」ための施策」を考え、各関連の省庁や自治体と調整し、実行することになります。

 

 

河野大臣がワクチン担当相として買われたのは「調整」という手腕

今までの話から、「河野大臣がワクチン担当相」といっても、「ワクチン全体のこと」を担うわけではありません。

(もっとも、そこはかとなくまとめ役のようなことを期待されているかもしれませんが・・・)

 

 

 

特にワクチン接種の出口である、「日本全国にワクチンをいきわたらせるため」には様々な自治体や団体と連携する必要があります。

 

 

 

河野大臣は、行政改革大臣として様々な省庁との連携、調整をしてきた手腕を評価され、今回の「ワクチン担当相」に任命されたということになります。

 

 

 

 

 

「ワクチン接種は2月下旬まで」という目標を菅総理がたてつつも、この1月下旬にもなろうかという頃の、「ワクチン担当相(というか、ワクチン物流相??)」の任命。

 

 

 

 

素人としては、めちゃくちゃなスケジュールだなあ、と思うのですが(というか、今まで物流考えてなかったの?)、河野大臣にはぜひ頑張って欲しいところです。

 

 

 

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河野大臣のワクチン担当相任命には人気の関係も?

SNSでのコミュニケーション能力が高く、メディアの露出も高い河野大臣の人気は徐々に浸透してきています。

 

 

また、祖父が副総理を務めたた河野一郎氏、父は衆議院議長を務めた河野洋平氏と、SNS界隈だけでなく、高齢者の方にも認知度の高い政治家です。

 

 

 

今回のワクチン接種に関しての施策は、時間的にもひっ迫していることもあり、非常に難しい仕事であることが予想されいています。

コロナ関連に関しては、今までの政府の方針や手の打ち方から、国民の不安もたまってきています。

 

 

そんな中、幅広い世代から認知され人気の高い河野大臣を「ワクチン担当相」としてすえることで、不満に対してのクッション材となる、という見方もあるようです。

 

 

 

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迅速なワクチン接種の仕組みをぜひ作って欲しい!!

コロナ関連に関しては、ほとんどの国がそうだと思うのですが、国の対策がなかなかうまくいかず、国民の不安や不満がたまっている印象です。

 

 

特に、飲食店関連、それにかかわる物流や卸、生産者の方、宿泊業関連の方、そして、医療関係者の方、保育や介護関連の方には、本当に頭が下がる思いでいっぱいです。

 

 

前例がほとんどないことでなかなか難しいことだとは思いますが、ぜひとも河野大臣にはスピーディーな決断、仕組みづくりを期待したいところ。

頑張って下さい!!

 

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